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届かない声、届いてるキモチ [犬のこと]

パディが13歳になって、本当に嬉しくて、ありがたくて、こうして一緒に過ごせる毎日に本当に感謝しています。
でもこの2〜3日の間に知った哀しいことがひとつだけあります。
13歳になったばかりのパディはどうやら聴覚を失ってしまったようなのです。

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ある時、パディの反応が悪いことに気づきました。
何かおかしい。
こちらを見ているけれど、何かじっと見極める様なそんな感じ。
おいで〜と呼んでも
「え?何?」みたいな顔をする。

あれ?もしかして耳が遠くなった?

試しにパディに見えないところに隠れて 「パディおいで〜」と呼んでみた。
振り向かないし、耳も動かない。
愕然としました。 「聞こえないんだ。」

耳が聞こえない、目が見えない。
老犬にはいろんな症状が現れるのだと知っていたし、覚悟は出来ていたつもりでした。
それでも犬はたくましい生き物で、ちゃんと散歩も出来るし、飼い主とのコミニケーションも出来るのだと聞いていた。
だから犬は強い、犬は大丈夫、パディも平気!
そんな風に思える、はずだった。
「老犬だもん、そんなこともあるよね。」なんてウチのだんなさんに強がってみたりする。
それなのに、私はそれに気づいてから一人になるとめそめそポロポロ泣いてばかり。
怖い出来事が近づいてくるのでは?とそんな不安に押しつぶされそうになるのです。

本当に不安なのは、聞こえなくなったパディなのに。ごめんねパディ。

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もっと強くならなくちゃ。
パディに声が届かなくても、気持ちを伝えることはいくらでも出来るはず。
だってパディは賢い子だから、きっといろんなことを察している。
こんな私を見て、どうしたの?って思ってる。
もっとしっかりしなくちゃ。
耳が聞こえなくても、パディはこうして元気でいてくれる。
これってとてもありがたいことだもの。
何だかめそめそ記事でごめんなさい。頑張ります!

耳が聞こえないと知って、
今まで続けてきて良かったと思うことが2つあります。
ひとつはハンドシグナル。
パディにはおいでと手まねきしたり、座ってと人差し指を立てたり、待て、伏せ、立ち上がれ、廻れ、行けなど、子犬の頃から手を使っていくつかの事を伝えてきた。
だから何とかそれを使いながら意思を伝えることが少し楽になると思う。
耳が聞こえないことで起こり得る危険から少しだけ守ることが出来るかもしれない。
そしてもうひとつは一番良かったと思うこと。
パディが以前乳がんの手術をした後から毎晩していたこと。
寝る前にパディにおやすみと言って、いつも一言付け加えてた。
「パディ大好き」

確かに先週あたりまでは少しかもしれないけど言葉は通じていたはず。
今でも大きな音はかすかには聞こえているらしい。
気になるのはパディに一番最後に届いていた私の最後の声。
パディのこと大好きだよって、この言葉だったら嬉しいなぁ。
でもきっとキモチはいつだって伝わってる。
そうだよね。

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パディ大好き♪




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